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すべては愛に―天才ピアニスト デヴィッド・ヘルフゴットの生涯 (角川文庫)
05/18/2020 21:39:18, 本, ギリアン ヘルフゴット
によって ギリアン ヘルフゴット
3.9 5つ星のうち 3 人の読者
ファイルサイズ : 18.18 MB
内容(「BOOK」データベースより) 優れた創造性に狂気はつきものなのか―十代でコンクール六度の優勝、そして歴史に残るラフマニノフの演奏と、天才ピアニストの名を欲しいままにしていたデヴィッド。だが父親の尋常でない愛情が葛藤と隔絶を生み、少年の純粋な精神を狂気の世界へと追い込んでゆく…。言葉も、ピアノもない、堕落した生活。しかしピアノは彼を見捨てなかった!周囲の熱意と新しい出会いに支えられ、再び目覚め始めるデヴィッド。そしていま、彼の新たなラフマニノフが奏でられる…。アカデミー賞映画「シャイン」の原作となった、感動のノンフィクション。
すべては愛に―天才ピアニスト デヴィッド・ヘルフゴットの生涯 (角川文庫)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
気分によって聞きたい楽器の音色の好みは違ってくる。これまでずっとピアノの奏でる音が、どの楽器の音色よりも好きだった。しかしラジオで聞いた、叩かれた鍵盤が戻るときに鳴る奇妙な音、あの雑音が気になってから、ピアノをあまり好きではなくなった。それはこの「デヴィッド・ヘルフゴット」の物語を読む前のことである。ピアノを弾いていたことがある、その前にはエレクトーンを習っていた。もちろん習い事としてピアノの前にいた。だからボクには、弾いていたといえる資格はないだろう。ボクはただ、音符の書かれた紙を見ながら鍵盤を叩いていただけだった。その音楽に、もちろん練習曲でしかないのだけど、自分なりの解釈など考えることはなかった。人の思いがそこにあるにもかかわらず、ボクはロボットでもできるように、ただ叩いていただけだった。今考えると、ボクは何のためにピアノの前にいたのか不思議になる。この物語を読んで、デヴィッド・ヘルフゴットの弾くピアノの音色を聞きたくなった。この本によって、ピアノの音色を、また好きになりかけている。
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