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仏陀を背負いて街頭へ―妹尾義郎と新興仏教青年同盟 (1974年) (岩波新書)
09/09/2020 14:58:58, 本, 稲垣 真美
によって 稲垣 真美
3.6 5つ星のうち 2 人の読者
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大正・昭和の仏教運動というと、日蓮・法華経関連の過激な動きが目立つが、妹尾義郎の新興仏教青年同盟のように原始仏教を根底とする、宗派を超えた運動もあったことを知るのは新鮮である。当時から既成教団の腐敗を指摘し「葬式仏教」を批判する動きが仏教の内外にあったこともわかる。初め仏教内部の改革運動であったのが、社会主義運動とも交わり、それを規制する国家権力に疑われて弾圧を受け壊滅していく姿は、当時の時代背景からすればやむを得ないのだろうが、哀れだ。
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