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愛という名の支配 (講談社プラスアルファ文庫)

05/24/2020 22:13:43, , 田嶋 陽子

によって 田嶋 陽子
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内容(「BOOK」データベースより) 自分らしく生きるためにはフェミニズムが必要だった―田嶋陽子の自伝的女性学エッセイ!生い立ちに始まり、母、恋人、社会から受けた「女らしくせよ」という縛り。その見えない抑圧から解かれる過程を赤裸々に綴る。現代でもなお、女であるがゆえに悩める女性たちにとって、「女であるがゆえに受ける差別の構造を知れば、もっとラクになる。それを応用して思いっきり自分の人生を生きてほしい」という著者の言葉が心強い。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 田嶋/陽子 1941年、岡山県に生まれる。元法政大学教授。元参議院議員。1969年、津田塾大学大学院博士課程修了。1972年、法政大学専任教員、1974年、助教授、1976年、教授となり、2001年7月まで在職。大学で講義をするかたわら、テレビ、ラジオ、雑誌などでフェミニズムをわかりやすく説き、好評を博す。2001年、参議院議員(社民党比例区)に。その後、社民党離党を経て、2003年、神奈川県知事選立候補に伴い、参議院議員は自動失職。2004年、ライフハウス友だち村(伊豆市)で「わが・まま教室 友だち村」主宰。2004年、東京で「田嶋塾」開講(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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フェミニズムの本は初めて読んだ。口述筆記らしく、平易な文章で読みやすい。自分は男だが、ここに書かれていること――男が女を支配するために今の社会の制度を作った――はどれも説得力があった。昔の社会制度がどういう経緯・意図で作られたかは、今となっては推測するしかないのでここに書かれていることも推測なのだが、実際に女の賃金格差がある(裁判で認定された)現実を見ると、女が社会的に差別されているのは事実だ。だからあながち的外れではないだろう。一方で文化的には優遇されていると思うが(映画館のレディースデイなど)。女の社会進出が進むにつれて離婚率が増えているが、人間というのは身勝手なものなので、社会制度で片方の性を抑圧しないとバラバラになってしまい、社会が成立しなかったのかもしれない。スカートという非機能的なものを制服で強制するのは、確かにおかしい。ハイヒールが現代の纏足だというのも、なるほど納得。『TVタックル』では著者に怖い印象があったが、本分の女性学ではさすがにまともなんだなと思った。しかしフェミニズムが社会になかなか浸透しない理由もわかった。男中心社会と、その社会に従属する女=主婦を否定するものなので、世の中の大多数を敵に回すからだ。フェミニストはいわばマイノリティなのだ。

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