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石牟礼道子 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集24)

06/13/2020 08:32:39, , 石牟礼 道子

によって 石牟礼 道子
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内容紹介 名作『苦海浄土』を背後で支えていたのは古代以来の人の営みと幸福であった。美しい文体がものがたる反近代の思想。(池澤夏樹)【収録作品】椿の海の記 水はみどろの宮 他 内容(「BOOK」データベースより) ふるさと水俣のかつての豊かな自然風景を背景に、幼少時の甘い記憶が叙情的に綴られる長篇「椿の海の記」。阿蘇山に近い村で、渡し守をする千松爺と暮らす少女・お葉が動物や山の精霊、風のささやきや草の声と戯れる「水はみどろの宮」。幕末から西南の役の頃の歴史の変革期における南九州の庶民の生の声が響く「西南役伝説」(抄)。代用教員時代に孤児をひきとった際の自伝的作品「タデ子の記」他、詩十篇、新作能「不知火」を収録。「池澤夏樹=個人編集世界文学全集」に唯一長篇を収録された日本人作家の珠玉の作品群。 著者について 1927年熊本県天草生まれ。生後すぐに水俣に移る。詩人、作家。著書に『苦海浄土(三部作)』『あやとりの記』『十六夜橋』『石牟礼道子全集・不知火(全17巻、別巻1)』、共著に『なみだふるはな』ほか。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 石牟礼/道子 1927~。熊本県生まれ。水俣実務学校卒業後、代用教員、主婦を経て、詩人・谷川雁のサークル村に加わり、詩歌を中心に文学活動を開始。1969年、水俣病患者の魂の声を描いた『苦海浄土』三部作の第一部となる『苦海浄土わが水俣病』を発表し大きな反響を呼ぶ。73年、マグサイサイ賞受賞。93年『十六夜橋』で紫式部文学賞、2001年朝日賞、02年『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』で芸術選奨・文部科学大臣賞、14年『祖さまの草の邑』で現代詩花椿賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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「苦界浄土」3部作には驚嘆させられたが、ここに収録されている「椿の海の記」、「水はみどろの宮」、「西南役伝説抄」にはもっと驚かされた。石牟礼道子という人はチッソと戦う不屈の闘士どころか、山川草木悉皆成仏、生まれながらの天然居士、此の世の埒外からやって来た異星人だった。といわれてもなにがなんだかわからないでしょうが、著者の天来の資質と思想が凝縮された新作能「不知火」を読んでみれば、目からこぼれたうろこのように体得できるに違いない。このような桁外れの作家がまだ崩壊寸前の本邦にまだ生きながらえてあることは、ある意味で奇跡ではないだろうか。

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